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トランプ米政権が、国境に建設する壁の財源としてメキシコからの輸入品に20%課税の方針を示したことで、現地に生産拠点を置く日系自動車メーカーに困惑が広がった。メキシコからは主要市場の米国への輸出が多く、競争力に大きな影響が出る恐れがある。ただ、生産態勢を見直すには投資などの犠牲が大きく、米政権の今後の出方に神経をとがらせる。
「関税や税制などの知見を積み重ねてきた。どのような政策が施行されても、対応していく」。メキシコに拠点を置く自動車大手関係者は27日こう述べ、柔軟に対応する姿勢を示した。